司法書士試験の日程をはじめ受験案内は、法務省から毎年発表されます。最新の試験要項は、その都度各々が確認する必要がありますが、例年はどうなっているのか? その点なら簡単に説明できます。

司法書士試験のスケジュール

願書配布期間

4月中旬から5月中旬
法務局(地方法務局)の総務部で配布しています。

出願期間

5月中旬(土日は除外)
法務局(地方法務局)の総務部に提出します。郵送でもOKです。

平成29年は5月8日から19日までが、願書提出の受付期間でした。

筆記試験

7月の第1日曜日

午前の部は、9:30~11:30
午後の部は、13:00~16:00

平成29年は7月2日が選ばれています。

筆記試験の結果発表

9月下旬~10月上旬

平成29年は9月27日が選ばれています。

ただし、筆記試験の一部(多肢択一式問題)の正解や基準点等だけは8月上旬に発表されるようになっています。

口述試験

10月中旬

平成29年は10月11日が選ばれています。

口述試験の合格発表(≒総合的な合格発表)

11月上旬

時間は、ひとりひとり少しずつ異なります(口述試験の受験表に、時間がはっきりと指示されます)。
所要時間は短く、せいぜい15分くらいです。

平成29年は11月1日が選ばれています。

それでは、スケジュール以外の情報です。

司法書士試験の申し込み時の必須情報

受験資格

いっさいなし。不問です。
年齢・性別・学歴・職歴・保有資格・国籍等に縛りを受けることはありません。

受験料

8000円程度

司法書士試験の科目・出題形式・配点

筆記試験の科目・内容

  1. 憲法、民法、商法(会社法その他の商法分野に関する法令を含む。)及び刑法に関する知識
  2. 不動産登記及び商業(法人)登記に関する知識(登記申請書の作成に関するものを含む。)
  3. 供託並びに民事訴訟、民事執行及び民事保全に関する知識
  4. その他司法書士法第3条第1項第1号から第5号までに規定する業務を行うのに必要な知識及び能力

午前の部は、多枝択一式(マークシート)問題が35問出されます。1問3点で、合計105点です。

法令 問題数
憲法 3問
民法 20問
商法・会社法 9問
刑法 3問

午後の部は、多枝択一式(マークシート)問題は35問出されます。1問3点で合計105点です。

法令 問題数
不動産登記法 16問
商業登記法 8問
供託法 3問
民事訴訟法 5問
民事執行法 1問
民事保全法 1問
司法書士法 1問

記述式問題は2問出されます。合計70点です。

内容 問題数
不動産登記 1問
商業登記 1問

択一式問題と記述式問題は、分けて実施されるわけではありません。同一の時間帯に解答することになります。

・口述試験の科目・内容
筆記試験の一部を、そのまま試験科目に採用しています。
2 不動産登記および商業(法人)登記に関する知識(登記申請書の作成に関するものを含む)
4 その他、司法書士法第3条第1項第1号および第5号までに規定する業務を行うのに必要な知識

もっとわかりやすく書くなら? 「不動産登記法」「商業(法人)登記法」「司法書士法」が、出題範囲となるとみなしてしまっても、ほぼOKでしょう。

司法書士の試験概要

試験概要
受験資格 なし
試験日 【筆記試験】7月上旬
【口述試験】10月中旬
試験科目 *詳細は後述
試験方式 筆記試験(択一式、記述式)
口述試験
合格発表 【筆記試験】10月上旬
【口述試験】11月上旬
東京在住の30代半ば。 長年にわたり、資格に焦点を当てた企業での経験を積んできました。 資格の価値や重要性に魅了され、自身も多くの資格を取得し、その知識を広めるためにこのサイトを運営しています。資格に関する最新情報や詳細なガイダンスを提供し、個人やプロフェッショナルが自己啓発を追求し、成功に近づく手助けをすることを使命としています。資格についての情熱と経験を活かし、皆様の目標達成に貢献できるよう努力しています。